Illustrator 入稿データに関してのご注意点

仕上がりサイズにトンボ（トリムマーク）を付けてください（トンボは必ず表示させた状態での入稿をお願いします）。

トンボ（トリムマーク）の作成方法はイラストレーターのバージョンによって異なります。

CS3以降のバージョンの場合
長方形ツールで断裁位置に印刷サイズの長方形を作成し（塗り・線幅はなしに設定）、メニュー「効果」→「トリムマーク」で作成

CS2以前のバージョンの場合
長方形ツールで断裁位置に印刷サイズの長方形を作成し（塗り・線幅はなしに設定）、メニュー「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」で作成

トリムマーク作成後、必ず仕上がり位置の枠線を透明にするか、もしくは削除してください。
カラーが残ったままになりますと、印刷に出る状態になりますので、断裁がずれた際に不要な線が残ってしまいます。

フチいっぱいまで画像などを印刷する場合は塗り足しの作成が必要です。

背景の色や画像をフチまで印刷する（裁ち落としする）場合は、仕上がりより外、上下左右それぞれに3mmの塗り足し部分を付けてください。
この部分は断裁によって切り落とされます。

塗り足しがないと・・・
断裁の際にずれが生じた場合、淵の部分に紙の白地が出てしまう可能性がございます。

切れては困る文字や絵柄などを配置する場合は、仕上りよりも2mm以上内側に配置してデータを作成してください。: 仕上り線（断裁線）付近に配置すると、断裁のズレによって文字や絵柄が切れてしまう可能性がありますので、仕上がりから内側に多少余裕が必要になります。

入稿するデータは、CMYKモードでの作成をお願いします。: イラストレーターにリンクまたは埋め込む画像についても、CMYKまたはグレースケールに変換したものをご使用ください。; RGBモードのデータは、印刷の際に色味が大きく変わる可能性があるため、印刷進行が出来ません。

1 色印刷（グレースケール・特色）の場合は、必ず 1 色でデータを作成してください。

注文が「1 色」になっていても、データに他の色が混ざっていると「1 色」で印刷を進めることが出来ません。

一見モノクロに見えても、C・M・Yのいずれかが混ざっていれば4色扱いになります。
WEBで作成・コピーしたQRコードや地図などは多いので、注意が必要です。

上記のような場合、グレースケールに変換してから使用してください。

確認方法
ウィンドウ→分版プレビュー→「オーバープリントプレビュー」にチェック→「ブラック」の左側、目のようなアイコンをクリックして、画面上から絵柄がすべて消えれば修正完了です。

残る箇所があった場合は、K以外の色が含まれている状態です。

カラー設定にてC・M・Y・K濃度数値の合計が350%を超えるものは裏うつりやくっつきの原因ともなりますので、不備データとなります。

デザイン上、濃度の高いブラック（リッチブラック）を使用する場合は、下記をご参照下さい。

C：50 + M：40 + Y：30 + K：100 ＝ 220 → OK
C：100 + M：100 + Y：100 + K：100 ＝ 400 → NG

配置した画像は、全て「埋め込み」して頂くと問題が発生しづらくなります。: 画像を「リンク」で配置する場合、データ入稿の際には配置した画像を全てお送りいただく必要がございます。
レイアウト上でリンクされた（使用している）画像を同じフォルダに入れてご入稿ください。; 埋め込み配置にしていただいている場合は、埋め込みされた画像のご入稿は必要ございません。

使用されている画像の解像度は、使用サイズで300dpi～400dpiの解像度にしてください。: イラストレーターの画面上で300％に拡大した状態が仕上がりに近い見え方になります。

特色使用ご希望の場合は、全てお見積りとなります。事前にお問い合わせください。

データ作成時、データ上にて「スポットカラー」で特色インキを指定していただく必要があります。
CMYKで作成されたデータを特色に変換して進行することは出来ませんのでご了承ください。